東証とPTSのSORの刻み値(呼び値)の違いについて #株式投資
私は株の取引には楽天証券を使用している。
日経新聞にて、SBI証券が個人投資家に不利な設定をしているという報道がされた。それに対し、SBI証券は否定していない。SBI証券が発表した時点で設定が0秒になっていることは記載されているがそれ以前の設定については記載されていない。つまり、SBI証券が発表した以前は設定が0秒ではないことを否定していない。このSBI証券の対応を見て、SBI証券は信用できないと感じた。
さて、楽天証券のSORについて、心配事がある。株取引をするとき、SORの設定は有効になっている。そのため、変更しない限り、SORが選択される。SORは東証のみに発注するよりも有利であるような説明がされるが本当なのだろうか。
東証以外で取引がされるとき、民間のシステムの中で取引が付き合わされて処理される。このとき、個人投資家に不利な処理がされている可能性はある。
SORを使用すると、発注が分割されたり、発注先の選択の処理があるため、発注の順番が本来よりも後ろになっていると予測される。よって、約定の機会が損なわれている恐れがある。また、分割して発注されることにより、売買回数が増え手数料を多く払う可能性がある。
東証でないところ(PTS)に発注された場合、取引の参加者が東証よりも少ないため、値の変動が大きかったり、経験豊富な者や、資金を多く持つ者、高速取引業者、AIの方が個人投資家よりも有利であろう。不正が行われていても、発覚する可能性が低い。
SORで発注した場合、注文は東証の刻み値で発注する。しかし、PTSの刻み値は東証よりも細かい。例えば、SORを使用して190円で売りの注文を出すとする。一方PTSでは189.9円で売りを出せたりできるということだ。当然189.9円の方が先に約定する。
SOR設定を有効にしている者は、不利な取引をさせられている可能性がある。個人投資家には思いもつかない仕組みで、公表されずに実施されているかもしれない。それが、モラルには反するが違法でない範囲でやられていることは大いにあり得る。
以上の考察から、私はSOR設定は解除して、注文を出すようにします。
iSPEEDでのSOR設定の解除方法:
メニュー→アプリ設定→SOR設定→常に有効にしない